メンズ用の作業ブルゾンは何がおすすめ?業種や現場ごとに詳しく紹介!

従業員の作業ブルゾンを選定するにあたって、色々と悩んでいる担当者や経営者の方もいることでしょう。

あるいは一人親方や個人事業主の方も、自分で着用する作業ブルゾン選びに迷っているかもしれません。一口に作業ブルゾンといっても、それぞれの業種や現場にふさわしいタイプが続々と登場しています。そこでメンズ用の作業ブルゾンについて、職種や現場ごとに詳しく紹介していきましょう。

建築現場や大工仕事なら耐久性に加え、伸縮性や撥水性も重視した作業ブルゾン選びを!

建築や大工の現場では、何かを持ち上げるといった動作をはじめ、高所からの上り下りや、打つ・切る・削るといった作業も、長時間にわたり連続して行います。このようなシーンでは耐久性に加え、動きやすさにも優れた作業ブルゾンが求められます。

そこでまずおすすめしたいのが、綿とポリエステルの生地混率が60:40の作業ブルゾンです。

このタイプは伸縮率が高いだけでなく、綿100%に比べて通気性や肌触りが良いのも特徴です。またポリウレタン糸を使用していないため、半永久的にストレッチ機能が持続できる点も見逃せません。もう1つおすすめなのが、汚れがつきにくい作業ブルゾンです。

建築や大工の現場では、砂や泥あるいは油や木工クズといった汚れが、どうしても作業服に付着します。こんなシーンでは、高密度織りでポリエステル100%ツイル素材の作業ブルゾンが、優れた効果を発揮します。水や油を弾きやすい上、適度な伸縮性もあります。

また洗濯を繰り返しても型崩れしにくいので、メンテナンスのしやすさも魅力的です。

デリケートな現場では、チリやホコリあるいは静電気に対処できる、特殊な作業ブルゾンが必要です!

精密機械や電子機器を扱うデリケートな現場では、チリやホコリあるいは静電気は大敵。ちょっとした異物でも、製品に大きなダメージを与えかねません。このような現場でおすすめしたいのが、低発塵性や防汚性に優れ、静電加工された作業ブルゾンです。

厳しい審査をパスしたJIS規格の静電加工なので、信頼性は抜群。また縫製ではカバーリングや巻き縫いをすることで、生地の裁ち目を隠し、チリやホコリを放出しにくい構造を実現しています。さらにソレルアップと呼ばれる高機能素材を採用し、汗によるムレやベトつきを軽減して、汚れも落ちやすい工夫を施しています。

倉庫内の作業ブルゾン選びには、ストレッチ性や軽量感そして突起物の少なさが決めて!

物流倉庫の現場では、製品を棚から出し入れしたり、倉庫内をスピーディーに移動するなど、テキパキとした動きが求められます。このため作業ブルゾンはストレッチ性に優れ、軽量感のあるタイプを選ぶことが大切です。そのポイントはポリエステル70%以上で、ポリウレタン不使用の製品であること。

このタイプであれば、腕や背中さらに腰まわりもスムーズな動きが確保できる上、ポリウレタン生地のように肘や肩の部分が伸び切った状態になることもありません。この他に注目したいのが、生地表面の突起物をできるだけ少なく加工したタイプです。

物流倉庫では棚や搬送用機器、あるいはダンボールやパレットといったものが、狭いスペースに置かれていることがよくあります。作業着の表面に突起物が多いと、何かの拍子に倉庫内の設置物に引っかかり、大きな事故を招く原因にもなります。

表面の突起物が少ない作業ブルゾンでは、特殊な裁断によって突起物を極力排除しており、アクティブに作業する倉庫現場では最適と言えます。

高所作業ならばハーネス対応型で、季節に応じて使いやすい作業ブルゾンを!

建設やビルメンテナンスの現場になると、高所での作業が圧倒的に増えるはずです。高所の現場によっては、フルハーネス型安全帯が必要になるケースもあります。したがって作業ブルゾンにも、高所の現場に対応できるタイプが求められます。

まず選ぶポイントは、作業服の両胸にフックが付いていること。ここにロープを引っ掛けて固定するため、絶対に不可欠な機能だからです。なお両胸のフックは、摩擦防止や可動性に優れたDカン型をおすすめします。また背中をハーネスで吊るす場合には、ランヤードも必要になります。

ファスナーで収納できるタイプを選べば、使用しない時でも邪魔にならずに、見た目もスッキリします。高所で作業するには、真夏の炎天下や真冬の寒さにも耐えなければなりません。したがって高所現場で使用する作業ブルゾンも、季節に応じで使い分ける必要があります。

夏用であれば空調機能付きで、断熱効果の高い素材を採用したものがおすすめです。さらにファンやバッテリーの落下防止機能のあるタイプを選べば、安全性も一層向上します。その一方で冬用の場合には、フード付きやフリース仕様で、防寒性や保温性に優れた作業ブルゾンを選ぶのがポイントです。

なおフード付きタイプの場合には、ヘルメット対応の大型フードのものを選びましょう。

配送現場では超軽量で伸縮性や撥水性に優れたタイプがおすすめ!

クルマを使用する配送の現場では、車両から頻繁に乗り降りしたり、荷物を抱えながら走って移動するなど、アクティブな動きが求められます。作業員の負担を少しでも軽くするためにも、軽量で動きやすい作業ブルゾンが必要です。

また屋外での作業時間が長くなるので、雨風や紫外線にも強い作業ブルゾンを選ぶことが大切です。そこでおすすめするが、超軽量ストレッチ型の作業ブルゾン。ポリエステル100%の素材を採用したことにより、極薄で超軽量化を実現しています。

もちろん伸縮性にも優れているので、配送現場でのスムーズかつスピーディーな動きに対応できます。そして撥水性や透湿性も抜群。これならば雨の中で作業しても水を弾く上、ウエア内側のムレやベトつきを防いで、快適な状態で作業を進めることが可能です。

もし紫外線が気になる場合でも、UVカット加工の作業ブルゾンを選ぶことで、紫外線の強い日でも安心です。

イベント会場の作業ブルゾン選びでは、撥水性や通気性だけでなくカラーも重要になる!

屋内外のイベント会場などでも、スタッフの公式ユニフォームとして作業ブルゾンが大活躍します。例えば屋外の会場では、紫外線や風雨に晒されることがあります。こんな現場こそ、撥水性やUVカット加工の作業ブルゾンが欠かせません。

また会場の規模が大きく、来場者数が多くなるほど、スタッフの移動距離や作業量も増加傾向になります。このような会場では発汗しても快適な状態をキープできる、通気性やストレッチ性に優れた作業ブルゾンが求められます。

イベント会場の作業ブルゾン選びでは、カラーの豊富さも重要です。スタッフと来場者との区別がハッキリ認識できるからです。

またスタッフの役割や役職に応じて、カラーを分けるのもよいでしょう。これならばスタッフの人員が多いイベント会場であっても、スタッフ同士が上下相互の関係を直ぐに判断できるので、スムーズな業務を実現できます。